ラフロイグ10年カスクストレングスは、ラフロイグ10年向けに仕込んだ樽から出来のよいものを厳選し、加水を行わず樽出しの風味を活かして特別に瓶詰めしたスモールバッチ。ラフロイグ特有の個性をより濃密かつ力強く味わえるうえ、不定期で中身が更新されるためバッチナンバー毎の違いを比べる楽しみもあります。日本では一般市場での流通が途絶え、現行品にもかかわらず入手の難しいボトルとなってしまっています。
濃厚な磯の香りをまとう個性的な銘柄が多いアイラ島のシングルモルトのなかで、特に個性的とされるのがラフロイグ蒸溜所のシングルモルト。日本では「ヨードチンキ」とも評され好き嫌いがはっきり分かれる香りは、自社の敷地内で切り出した苔を多く含むピートを使って自らフロアモルティング(製麦)を行うことと、荒海の飛沫かぶる熟成庫によって生まれると言われています。