ダブリンに蒸溜所を立ち上げたティーリングウイスキー社が新たに立ちあげた「ワンダー・オブ・ウッド」シリーズは、熟成に使用する樽の木の種類にこだわってアイリッシュウイスキーのフレイバーに新たなテイストを加えるという、ある意味実験的な限定品です。記念すべきシリーズ第一弾となるのは、北米産チンカピン・ホワイトオークの新樽で熟成した、ティーリング蒸留所のシングルポットスティル。
【輸入元テイスティングコメント】
色:ディープな赤褐色
香り:プラムリキュール、甘い梅酒、オーク材、奥にピーチ
味:フルーティー&リッチ、プラムやライチ、ローズティー、ジンジャーと茶葉のスパイス
フィニッシュ:シナモン&ジンジャーでリッチに長く続く
アイリッシュ・ウイスキーのティーリングは、2012年にビームス社が買収したクーリー蒸溜所の元社長ジャック・ティーリング氏がハンドクラフト&スモールバッチにこだわって立ち上げたブランドです。
1782年からウイスキー造りを家業とするティーリング家で育ったジャック氏はクーリー蒸溜所を退職して自らの会社を再び立ち上げ、2015年春に伝統的なポットスチル3回蒸溜の設備を持つティーリング蒸溜所をダブリン市内に建設。マイクロディスティラリーを運営する傍ら、他のアイリッシュウイスキー蒸溜所と樽の供給契約を結んで独立瓶詰業者としても活動しています。