スコッチウイスキーの味わいを構成する非常に重要な要素、スモーキーフレーバー。この特徴的な香味の故郷であるアイラ島で造られるシングルモルトから、スコッチモルト販売がクラシック・シリーズのアイラ代表に選んだのはラガヴーリン。ラベルに蒸溜所名こそ書いてありませんが、独立瓶詰業者からのリリースが少ない希少なシングルモルトです。
【輸入元テイスティングコメント】
薬品臭さ、潮の香り、ほのかに甘く強烈なスモーキーさが力強くて飲み応えがあり、ヨード臭と潮の風味のバランスが絶妙。フィニッシュはドライでスパイシー。
ゲール語で「谷間の水車小屋」を意味するラガヴーリンは、淡路島ほどの島で8軒の蒸溜所がスモーキーなシングルモルトを競い合うアイラ島の中でも特に高く評価されるシングルモルト。
蒸溜所が建っている地区はアイラ島の中でも特にピートと仕込水に恵まれ、ラガヴーリン蒸溜所が建てられる1816年から70年も遡る1742年に10軒もの密造蒸溜所があったという記録が残っています。映画エンジェルズ・シェアに幻のシングルモルトとして登場したモルトミルは1908年から1960年までラガヴーリン蒸溜所の敷地内に併設されていた実在の蒸溜所で、現在もラガヴーリンのビジターセンターとして建物が残っています。