シモン・ハビテーション社がフランスの海外県マルティニーク島で生産している、鮮烈な印象を残すテイストのホワイトラムです。海風の影響をとても強く受けており、もはやヨードよりも海苔のつくだ煮を連想する方が多いのではないでしょうか。サトウキビジュースから作るアグリコールタイプで、約5日間の発酵ののち、単式と連続式を組み合わせたハイブリッドタイプの蒸溜器で蒸溜されます。
【輸入元テイスティングコメント】
ボディは太く特徴的な海(潮)のニュアンスが感じられます!マルティニークブランの魅力的な甘みとエキゾチックフレーバーに磯、岩ノリ、ヨードと海風テイストがハモり、より複雑で個性的なテイスト。
【製造元テイスティングコメント】
香りはサトウキビの花、シトラスにハチミツ、ライチやグアバなどのエキゾチックなフルーツ、白トリュフ。味はサトウキビ、パパイア、温めたバナナ、長く続くかすかなヨードが海を思わせる。ナチュラルな甘みをもったラムで、様々なフレーバーがフィニッシュの最後まで長く続く。
シモン・ハビテーション社のA1710は、原料であるサトウキビの収穫から蒸溜を経て、瓶詰めや梱包まで、全ての工程を自分たちの手で行う小規模生産者(プロプリエテール)として、肥料、農薬、除草剤を一切使わないオーガニック・ラムを造るプロジェクトです。2015年に蒸溜所建設の許可が下り、2016年からスモールバッチでリリース。日本への輸入は不定期のため、ヴィンテージは飛び飛びでのご案内となります。