京ひのき、桜の葉、八女緑茶、尾道のレモンなどをメインにボタニカルの8割を和の素材で構成し、桜から新緑へと徐々に変化していく季節の繊細なハーバル感を表現しています。
「クラフト」という言葉が溢れるアルコールドリンク市場のなかで敢えてラベルに掲げた「Industrial」は、理路整然とデータを積み上げ「工業的で精緻、高品質で一貫した生産」を目指していることを著しています。
アラン蒸溜所からキャリアをスタートして京都蒸溜所の立ち上げと「季の美」開発を率いた本木ヨイチ氏が2024年から運営するMotoki蒸研。1980年代に製作された小さな直火式アランビック蒸溜器にワームタブを組み合わせて家族3人で運用する小規模生産者でありながら、その志向は手作り感を前面に押し出す流行りの「クラフト」とは正反対。理路整然とデータを積み上げ「工業的で精緻であること」を目指し、看板商品であるオーディナリージンのラベルにも敢えて「インダストリアル・ジン」と掲げています。