グレンファークラスがイギリス国外と免税店向けにラインナップしている、青いパッケージが目を惹く12年ものです。シェリー漬けのフルーツを彷彿させる、フレッシュで豊かな香り。 甘みとスパイシーさが絶妙のバランス。The Single Malt World Cup 2006でベスト・シェリード・ウイスキーを、International Wine & Spirit Competition 2010で金賞を獲得。
【蒸溜所テイスティングコメント】
香り:軽やかで鮮烈。シェリー樽由来のフルーツ、スパイスと甘み、仄かなオーク材
味:フルボディ。明瞭なシェリー樽由来のフルーツ、オーク材、仄かなピートと甘み
フィニッシュ:スパイシーで長く芳醇
1836年創業のグレンファークラス蒸溜所は、1865年6月8日に初代ジョン・グラントが購入して以来、今に至るまで一貫して家族経営を守ってきた希有な蒸溜所です。これも今では珍しくなった直火型のポットスチルは初留25kL 再留21kLと非常に大容量で、1960年と1976年の拡張工事を経て3組6基を備えています。実は蒸気による間接蒸溜も試したが、思うような酒質を得られず直火に戻したとのこと。
シェリーカスクを前面に押し出した重厚な味わいで知られ、真偽のほどは定かではありませんが1979-1990年にイギリス初の女性首相を務めたマーガレット・サッチャーが愛飲したというエピソードもある人気銘柄です。