チャールズ国王がプリンス・オブ・ウェールズ/皇太子の頃から長年取り組んでいるチャリティー活動の一環として運営しているハイグローヴ・ショップ向けとして、ラフロイグ蒸溜所が12年以上熟成させた原酒をシングルカスクでボトリングした逸品です。
同蒸溜所は長らくプリンス・オブ・ウェールズのロイヤルワラントを授かっており、ハイグローヴ向けボトリングには蒸溜所マネージャーが特別に選び抜いた一樽が採用される習わし。熟成樽は非公開とされていますが、46度に加水して約280本ボトリングされるとのことですのでバーボンバレルと思われます。
Cask#1783
2009年4月28日蒸溜 / 2022年6月ボトリング
Cask#1784
2009年4月28日蒸溜 / 2021年6月ボトリング
Cask#1785
2009年4月28日蒸溜 / 2022年6月ボトリング
【店長テイスティングコメント】※Cask#5158
香り:濃厚なヨード、スモーク、ミント
味:オイリーで、ベーコン、ミント、麦の甘み。グレープフルーツの白い皮が染み出て、更にヨードが被る
フィニッシュ:ヨードと麦の香ばしさが、甘く濃厚に伸びる
※抜栓直後の香味は、炭火焼BBQのようなスモーキーさが突出する
濃厚な磯の香りをまとう個性的な銘柄が多いアイラ島のシングルモルトのなかで、特に個性的とされるのがラフロイグ蒸溜所のシングルモルト。日本では「ヨードチンキ」「正露丸」とも評され好き嫌いがはっきり分かれる香りは、自社の敷地内で切り出した苔を多く含むピートを使って自らフロアモルティング(製麦)を行うことと、荒海の飛沫かぶる熟成庫によって生まれると言われています。